2017年03月08日

保安林解除異議申し立ての仕方

若干丁寧にまとめてみました。

リニア失敗の早期実現を願う全国のみなさん!
【大鹿村でのリニアトンネル保安林解除の異議申し立てのお願い】

大鹿村ではリニア南アルプストンネル掘削にあたって、
現在保安林解除の手続きが進んでいます。
現在予定告示がなされ3月21日(火)までに
異議申し立てができます。

村内の住民に呼びかけ異議意見書の提出の準備を進めていますが、
「直接の利害関係者」の範囲を国と県が限定的にしか認めなければ、
異議の意見が門前払いされることにもなりかねません。
(過去、解除の不法性を争った行政訴訟では、原告適格は1km以内の
地権者・住民との判例があります)

そこで、
村内外を問わず、多くの方から異議意見書を届けていただき、
今回の保安林解除が、多くの人の生活や生命財産に
かかわるものであることを林野庁や長野県に示し、
審査を厳正にさせる必要があります。

もちろん、解除手続きとともに長野県側からの
南アルプストンネルの掘削が進むわけです。

ぜひ、ご協力をよろしくお願いします。

IMG_9958.JPG
伐採予定地の下で進むリニア工事


提出にあたって、若干書類の用意が必要です。
お手数ですが、以下の書き方について確認ください。


【異議申し立ての書き方】

■書式と必要なもの
別紙にあります(地番を埋めてあります)。図面も必要です。

異議意見書地番記入済.jpg
保安林解除調査地図.jpg

日付、住所、氏名、印 を満たして異議申し立ての内容と理由を書いて完成です。
法人の場合は、名称及び代表者の氏名が必要です。
内容、理由等は書式に「別紙に記載」と書いて自身で作成しても大丈夫です。

内容、理由は伐採によって生じる影響、損害など
例)
・土砂災害の危険が高まる
・洪水の危険が高まる
・森を切られると周囲の環境が壊れる
・住民の安全が、営利目的のリニア新幹線事業で損なわれるべきではない
・森を切られ南アルプスにトンネルを掘られれば国立公園としての
価値を損ない不利益を受ける
……などなど

*「直接の利害関係を有する者であることを証する書類」を示す必要があります
権限を有している書類、登記事項、証明書などが例示されていますが、
予定個所と自分との関係を記した書類、写真など工夫して示しておきましょう。

■必要部数
異義意見書、図面(裏面のもの)、証明書類を同じものを、2通用意ください


■締め切り
2017年3月21日(火)必着

■提出先
1 3月16日までに下記の住所までにお届け下されば、
翌17日に会で長野県に持参します

399−3502
長野県下伊那郡大鹿村大河原2208 
宗像方 大鹿リニアを止める実行委員会
*ご不明な点はお問い合わせください
TEL 0265−39−2067(宗像)

2 直接持参・郵送する場合
長野県下伊那地方事務所林務課
〒395-0034 飯田市追手町2-678
代表連絡先 電話番号:0265-23-1111 ファックス:0265-53-0404



知っていますか?
災害防止の森がリニアで切られます
 
林野庁は2月16日に保安林解除のための予定告示をし、
大鹿村上蔵の小渋開発の背面にある立木(大河原4850の5、裏面に地図)
0.0257ヘクタール(2.57アール)の伐採を表明しました。
伐採後にリニア南アルプストンネルの坑口ができます。

保安林は伐採を制限し森林保全を目的にした森、
今回の個所は土砂流出防止が指定の目的です。
一帯は土砂災害特別警戒区域(急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、
建築物に損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が
生じるおそれがあると認められる区域で、
特定の開発行為に対する許可制、建築物の構造規制等が行われます)
にも指定されています。

森を切って本当に大丈夫なんでしょうか。

 
Q 伐採されても問題はない?

 伐採個所は信濃宮の下方に位置する上蔵地区の急斜面です。
上蔵地区は鳥倉山が崩壊して流れ出た土砂の上に集落が発達した場所で、
今もゆっくりと地面が動いています。豪雨時には土石流や地滑りの恐れがあり、
大部分が土砂災害警戒区域に指定されています。
その斜面の舌端で保安林が指定されているのは、付近の地盤が弱いからです。
伐採予定地の下方には建物があります。
JR東海は濁水処理設備や重金属対応判定のための
残土の仮置き場を作っています。
斜面が伐採でいっそう弱くなって崩れれば、
流れ出た土によって川がせき止められ、
下流域の市場から落合にかけて、土石流の被害が生じる原因にもなります。

Q保安林解除予定地の対岸にはトビガスがあります……

 上蔵地区の川沿いの田んぼや上蔵集落の大河原城跡は
現在よりも広かったと言います。
ところが、トビガスが崩壊して流れ出た土砂に押されて
川が上蔵集落側に蛇行し、田んぼや斜面の上の台地が削り取られました。
削り取られてできた斜面が伐採で弱くなれば、
上蔵集落はもっと削り取られていくかもしれません。

Q 何かできることはありますか?

 予定告示後30日以内(3月21日まで)に国(県が宛先)に対して
異議申し立てをすることができます。
国が直接の利害関係者からの異議申し立てと認めれば、
公開の聴取会で直接意見を述べることができます。

Q だれが意見を出せますか?

伐採地周辺の住民・地権者は直接伐採の影響を受けかねません。
また上蔵地区や下流域の在住・在勤者は、
述べたように伐採によって資産や生活が脅かされる危険があります。
自分が直接の利害関係者だと示すには書類(地図や登記関係、写真など)
が必要ですが、国立公園である南アルプスへのトンネルの掘削によって、
みんなの共有財産が損なわれると考えれば、
誰でもが直接の利害関係者となりえます。

Q やってもリニア工事は止まらないのでは?

 工事が止まるかどうかと安全性を確保するかどうかは本来別の問題です。
JRのスケジュールに合わせて住民の安全性が損なわれるべきではありません。
被害が生じた後に異議を申し立てても遅いのです。
異議申し立てを考慮するかどうかはたしかに国が決めることですが、
異議が考慮され、代替措置が取られたり
伐採面積が小さくなったりすることもあります。
実際に被害が出れば豊洲の問題の石原元知事のように、
解除にかかわった責任者は後々責任を問われることにもなります。
村議会には、保安林の申請や解除にあたって
周辺や影響が及ぶ可能性のある住民や自治会の同意を得るようにと、
陳情も出ています。

Q これからいったいどうなるのでしょう?

 私たちはリニア計画に反対していますが、
賛成の人の生活が脅かされていいとは思っていません。
多くの意見が国や県に寄せられれば、
住民の安全にいっそう配慮せざるをえなくなります。
一部の人に犠牲を強い、将来の住民の生活を危険にさらして
リニアを完成させても、みんなに歓迎されるものとはなりません。
保安林の解除は釜沢でも続きます。
計画への賛否問わず、感じた不安や疑問をきちんと表明し、
届けるべきときに届けることが、住民のためにも事業者のためにもなります。

☑大鹿リニアを止める実行委員会
TEL 0265−39−2067(宗像) メール munakatami@gmail.com



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2017年03月03日

大鹿村保安林解除異議申し立て

*異議申し立ての提出先について、県に問い合わせ変更しています。

大鹿村では南アルプストンネル掘削を前に保安林解除の手続きが進んでいます。
2月16日に保安林解除の予定告示が出て、
30日以内に異議申し立てがなければ、その後正式に解除。
南アルプストンネルの掘削には、
この保安林解除手続きをクリアしないといけません。
JR東海にとっては長野県側南アルプストンネル掘削の大きなハードルでした。

11月に何を慌ててという日程で着工につき進んだJR東海。
朝日新聞の記事によると、どうもこの保安林解除の手続きを見越しての
日程設定だったというのが真相の一端なのかもしれません。
ところが、予定はずれこみ、1月末掘削がもう3月。
JR東海は今回もまた好調に空振りを繰り返しています。

朝日新聞保安林解除につて.jpg
関東軍の暴走を止められず後は国土は焦土になって呆然。
なんて70年前のどっかの国の政府のように「バスに乗り遅れるな」
と浮足立ったのが大鹿村と村議会でした。罪深いですね。

ところで、まだJR東海はこのハードルを完全に超えきっていません。

朝日新聞の記事のように、
今回の保安林解除には異議申し立てができます。

できるのは直接の利害関係者とのこで、
そのための証拠物の提示も求められていますが、
森は環境として一体のもの、一カ所だからという理屈で
森を切れば手続きさえ減ればいくらでも切っていいなんてことにもなりかねません。

それに保安林はそもそも切っては意味がないのです。
周囲の地権者だけでなく、
下流域は実際土砂流出による鉄砲水被害を受けかねない下流域の人は
直接の利害がある人として影響の及ぶ人たちです。
そして、南アルプスは国立公園、そこへのトンネル掘削はみんなに及びます。
また、予定地は自然と人間のいい関係を目指す
ユネスコエコパークの移行地域です。
みんなの財産、環境が損なわれるという点では
みんなが利害関係者となりえるのは当然です。

法に魂を込めるのは、当事者であり、
誰が当事者かは自分が決めるものです。
たくさんの声を届けることで、トンネル掘削に待ったをかけていきましょう。

というわけで次の書式で異議申し立てを出しましょう。
提出先は長野県。
以下となります。

長野県下伊那地方事務所林務課

395-0034 飯田市追手町2-678

代表連絡先

電話番号:0265-23-1111
ファックス:0265-53-0404


提出期限は3月21日(火)必着

様式は以下
保安林解除異議申し立て書式.jpg

空欄には以下を埋めましょう

県   郡     村   大字    地番     面積
長野 下伊那  大鹿  大河原  4850−5  0.0257ha

日付、住所、氏名、印 を満たして
異議申し立ての内容と理由を書いて完成です。

・土砂災害の危険が高まり
・洪水の危険が高まる
・森を切られると周囲の環境が壊れる
・森を切るだけでなく南アルプスにトンネルを掘り国立公園としての価値を損なう

などなど・・・・・・。

直接の利害関係を称する書類については
地図や謄本、予定個所と自分との関係を記した書類など
考えて示しておきましょう。

予定地の地図は以下です。

保安林解除調査位置図.jpg

保安林解除調査地図.jpg

昨日付で
大鹿村議会にも陳情を出しました。
現地の特性についてご参考にしてください。


2017年3月2日
大鹿村議会議長 熊谷英俊 様

保安林の保全に関する陳情書

大鹿村大河原
宗像 充

 日ごろより村政の向上のためにご尽力くださり、ありがとうございます。
 林野庁は2017年2月16日に村内上蔵地区の保安林(大河原4850の5、裏面に地図)解除の予定告示をし、小渋開発の背面にある立木0.0257ヘクタールの伐採を表明しました。伐採個所にはリニア中央新幹線の坑口ができる予定です。
保安林について定める森林法は、その趣旨を「森林の保続培養と森林生産力の増進とを図り、もつて国土の保全と国民経済の発展とに資することを目的」としています。したがって保安林の趣旨も、国土保全、国民経済への寄与、つまり公益目的に外なりません。しかし、近年の異常気象増加による土砂災害の増加、環境への関心の高まり、健康保安林、風致保安林の増加を鑑みると、保安林の性質も、それに加えて、安全な生活、健康的な生活を送るための社会インフラとしてとして捉えられるようになってきています。それは憲法13条の幸福追求権、あるいは憲法25条にあるような生存権であり、その役割を国民が保安林に求めていることの表れです。大鹿村においては三六災害などの大きな土砂災害を経験し、慢性的な土砂災害にさらされています。生命の安全という観点から保安林に対する村民の期待は高いものと認識しています。
以上を踏まえ、今回の「保安林指定の解除を予定」したとの行政処分の告示について、大鹿村民の立場から考えると、この手続きは妥当であったのか疑問を抱かざるを得ません。解除予定地のある上蔵地域は、鳥倉山が崩壊して流れ出た土砂の上に集落ができており、今もゆっくりと地面が動いています。豪雨時には土石流や地滑りの恐れは十分あり、地元住民はその不安とともに暮らしています。また、解除される保安林のある解除予定地周囲の保安林は不安的な堆積土の先端で地形が急峻であり、地盤が弱く、一帯は土砂災害特別警戒区域の指定もなされています。伐採予定地の下方には建造物があり、JR東海は濁水処理設備や重金属対応判定のための仮置き場を作っています。保安林解除の予定告示により開発行為による伐採も否定できませんが、あのように脆弱な斜面で木を切れば、地面の崩壊が発生する恐れがあります。保安林解除予定地下部の施設が壊れれば、残土が下部に流れ出て、川をせき止め下流部にも影響が及ぶ可能性もあります。このような地質的にもろい地域に住んでいるということを大鹿村民は知っています。であれば、行政としては、もろい地形を補うための保安林の解除を予定しているとの行政判断を、住民に広く知らしめるべきでした。
42名の死者を出した大西山の崩壊に象徴される三六災の記憶がある村だからこそ、土砂災害を予防する機能を持つ保安林に関しては、慎重にその解除がなされるべきです。そして、保安林によって土砂災害から身を守るということは、先に挙げた憲法上の権利です。
ところが、今回の保安林の解除については、事前に住民への周知や説明、同意の手続きがなされないままに手続きが進みました。災害の歴史を知る村であるからこそ、本来であれば、申請時に周辺住民と関連自治会、災害によって被害が及ぶ可能性のある自治会に事業者が説明を行ない、理解を得て保安林解除の申請をすべきでした。住民の生命と財産を守る責務のある村は、保安林解除について村民から理解が得られるよう、説明の場を設定し積極的に広報すべきです。とある県においては、保安林の解除に当たっては周辺住民の同意を書面として提出することを指導しています。説明もなしに森林が伐採され、開発が進めば、村民においてはいたずらに不安が募っていくことになります。
以上の趣旨から、次の事項について陳情いたします。

一、上蔵地区の保安林解除に至るまでに周辺と下流域の住民・自治会に説明の場を設け、村はJR東海に同意を取り付けることを求めて下さい。
一、今後保安林解除手続きの申請がなされる場合は、申請前に説明をして、解除に至るまでに同様の手続きを取ることを村は事業者に求めて下さい。
一、上記二項目の手続きを取るにおいて、理解と同意を住民が判断できるよう、村が説明会の場をアレンジしてください。
一、大鹿村におけるリニア事業において今後なされる保安林解除の予定地の情報をすべて明らかにするよう村はJR東海に求め、得た情報を広く住民に周知して下さい。

上記陳情項目が速やかに実行されますよう、村当局に働きかけていただけるようよろしくお願いします。


posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 12:34| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月28日

残土を置くとこうなる

更新をすっかりさぼってました。
大鹿の止める実あてに、以下の手紙が来ていました。
許可を得て公表します。

20.JPG
境川市のリニア残土置き場。谷を一つ埋め立てて造成。
山梨県土地開発公社は、
民間の金融機関から借り受けた39億円を投じて土地を購入、
リニア山梨実験線の工事の発生土を利用し宅地造成をしたが、
購入者がほとんど現れず最終的に山梨県に土地を売却。
その後宅地造成計画は白紙に戻されたが、
現在も土地利用計画は進んでいない

@ @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ @

大鹿リニアを止める実行委員会御中

中津川市 76歳男性

きびしい寒さの中、皆さん連日ご苦労様です。
突然の便りをお許しください。
小生、サラリーマンを終えて、郷里へ帰り百姓をしています。
伊那側から恵那山トンネルを抜けてすぐのところです。

中央自動車道の工事で当時(40年位前)、
当時の日本道路公団(現在の中日本高速道路(株))が
残土の処分で苦慮しており、一部が結果的に私供の所有地、
主に原野へ埋め立てました。
その場所に野球場(バックネット、フェンス共)を造成したのです。
その頃、私は名古屋方面に居りましたが、地元のそれを推進した人、
中津川市、公団で施工に至ったと思います。
現況は、「野球場」は子供らも居ないし、まったく使われていません。
中津川市はその土地を宅地並みに課税、農振地域に指定し、
私もそれらの解除をお願いしていますが、
まったく中津川市は了解してくれません。

公団は残土処分に困り、私共の地域、地権者も
その時点では特に問題も考えずに、応諾したものと思います。
文書は何もかわしていません。
野球場のあるところは、私の所有では800坪、
固定資産税年に100,000円です。
現在は地域で運用ということで課税免除となっています。
行政も法人企業も話し合いには出てきますが、
結論を急ぐことはしません。
そのうちに担当者は他部署へ移ります。

私も高齢になり、このまま次世代へ相続しがたいので、
中日本、中津川市と話しをしていますが、双方とも門前払いです。
私の願いは、原野とし、税も原野とする、農振地域の解除だけです。

そこで情報として
私の件は貴殿方々には、別段かかわりありませんが、
1 土地はたとえ大企業であろうと、行政であろうと信頼してはいけない。
2 残土処分は仮置き場であっても、年数を限定しても、
文書を交わしても、弱い立場の人は強い立場の側には何ともならない。
3 借地借家権のようなもので、貸す側はその時点で負けです。
しっかり供託金をとったらよいでしょう。

P.S.新聞で貴村の記事を読みます。昔の悪代官が来て、
すべてを破壊し、どこかに逃げるストーリーとそっくりです。
大鹿村が以前のようにすばらしい地域に戻ることを祈念しています。

愚文愚筆を乞許
posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 10:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする