2017年06月19日

橋を通れません

すっかりさぼっている間に大鹿村は初夏の装い。

ところで、釜沢の除山非常口で始まったリニア工事ですが、
さっそく、手前の橋が検査で4トンの重量制限がかかり、
大型車両の通行ができなくなりました。めでたいですね。

信毎橋重量オーバー2017.6.17.jpg
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2017年04月30日

抗議文出てます

抗議文

2017年4月28日

大鹿リニアを止める実行委員会
 

 昨日4月27日、JR東海はリニア中央新幹線、南アルプストンネルの除山非常口からの掘削を開始したと発表した。長野県側からの南アルプストンネルトンネルの掘削ははじめてとなる。私たちは今回の掘削開始に強く抗議する。

 第一にJR東海は卑怯だ。

掘削開始は当日や前日に、大鹿村や地元自治会、一部メディアに知らされた。なるべく騒がれないようにこそこそと掘削開始をすませようと思ったのは明らかだ。これが国から建設指示を受け、3兆円もの公的資金の借り入れを受けた企業のすることだろうか。恥を知るべきだ。

第二にJR東海は迷惑だ。

住民は工事車両の増加や工事の音に日夜不安を感じている。これからの生活がどうなるのか神経質になっているにもかかわらず、その変化が何に起因するのか十分に知らされなければ、不安は増幅するばかりだ。企業への不信感は高まりこそすれ解消されることはない。今まで同様、今回の掘削開始のやり方もまた、住民には迷惑、JR東海にとってもマイナスだ。

 第三にJR東海は南アルプスの自然破壊について軽く考えている。

地元にすら直前に知らせればすむという姿勢そのものがその証拠だ。南アルプスは国立公園であり、私たちみんなの共有財産である。本来なら国民投票をしてもおかしくない事柄を、一部の人間の間だけで進めてきたのがリニア事業の本質だ。もとより多くの人々に望まれたものでも、承認を受けたものでもない。元来不必要なものだからだ。

 そして今回の掘削表明はリニア事業の成果ではなく限界を示している。

国家的プロジェクトに対して、JR東海は沿線各地で反発を受けている。大鹿村でも抗議アピールを受け、11月の起工式では社長と県知事が会場に据え置かれる醜態を演じた。着工は予定より1年、掘削開始はさらにそれから半年がかかっている。先行するはずの小渋川非常口の掘削は保安林解除への異議によって進まない。掘削を公表できなかったのも、坑口以外の工事の遅れをばらされたくなかったにほかならない。本来なら誇るべき難工事の開始を、もはや公にアピールすらできない事態に陥っている。もともと杜撰な計画かつ、JR東海が公益事業を担うべき素質のない企業だからだ。

 私たちは、JR東海に南アルプストンネルの掘削の即時中止を求める。同時に、国や自治体が、JR東海への公的支援を取りやめることを求める。JR東海にそんな資格はなかったし、2027年の開業予定など無理だったのだ。傷の浅いうちに本事業から手を引くのが住民の生活や環境を担う立場の人々の賢明な判断だ。

 

 
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2017年04月27日

南アルプストンネル今日掘削

信濃毎日新聞の記者さんからの連絡で、
今日南アルプストンネルの掘削が始まる、と教えてもらい、
急きょ、いっしょに見に行くことになりました。

そういえば、この間のお祭りのときに、自治会長さんが
起工式があるからお札の用意を、とか言っていました。
鍬入れとかしたのかもしれません。
村にはどうも昨日連絡があったようです。

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とはいっても、現在現場にはゲートができていて入れません。

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しかたがないので、釜沢集落の奥から山を下ること10分。
四方抗が見えてきます。

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対岸を望む信濃毎日新聞の記者さん。
スーツで行くところがすごい!

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作業員や
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クレーン車が周りで作業しています。
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詳しくないですが、いろんな重機が入っていて、
でもトンネルの入り口以外できちんとできあがった建物が
あるようにも見えず、上蔵の非常口で完成した重金属判定の残土置き場や
その他のヤードなどがあるわけではありません。
アクセス道路の整備も終わっていないので、掘削機もまだ入っていないようです。
つまり、本格的な掘削は周囲の工事の進捗とともに並行して進むのでしょう。
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木が邪魔して見えにくいですが、
先ほどの重機が中ほどに見え、
奥に見えるのが三正坊です。
釜沢集落の上のほうでも一部の家はかなり音が響きます。

この日、メディアに電話で知らせが行ってセレモニーも非公開で行われた点、
大鹿の住民運動が一定程度効果を上げたと言えます。
ほんとなら、大大的にメディアに宣伝を打って、
難工事への意気込みを示したかったことでしょう。

ところが予定していた上蔵の非常口は保安林が解除されず手を付けられず、
すでに昨年の安全祈願祭から半年の時間が経ってしまいました。
それでもまだ掘削できないというのは工事の先行きへの不信が大きくなるだけなので、
今回もとりあえずできそうなところで辻褄を合わせたのが実態です。
つまり、全然予定通り進んでいません。
なにしろ、JRが当初表明した着工は2015年秋。
すでに1年半の時間が経っても、トンネルに手を付けられなかったわけです。

ところで、今回の掘削について、JR東海は、村や自治会長に
当日や前日に連絡をしただけのようです。
調査ボーリングや昨年の安全祈願式等々、
やればやるほど、周知が直前、かつ秘密主義に陥っているJR東海。
よっぽどよくないことをしているという自覚があるんでしょう。

後で別の記者に、どのくらいの人に事前に知らせるべきなんでしょうか、と聞かれました。
それは関係する地区の人や工事車両が通るなら、その沿線の人と一応答えました。
でも、よく考えたら、南アルプストンネルの掘削がみんなに及ぶなら、
この村だけでなく、日本中の人に知らせるべきなのでしょう。
それをしなかったから、どんどん辻褄が合わなくなるわけで、
自分でハードルを高くしているだけです。
それはそれだけ、JR東海が、知らせるまでのことではない、
と南アルプストンネルの掘削を考えている証拠でもあります。



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