2016年10月19日

かなり、ピンチ……

JR東海が着工に向けて暴走中の長野県大鹿村。
住民が理解と同意をしたとか、ちっともないのに、
村と議会が同意に向けて浮足立っています。
「もうこれ以上、間に挟まれたくない」ということなんでしょうが、
着工すれば、もっともっと間に挟まれるというのに……。

昨日18日は議会の全員協議会でした。
驚いたことに非公開なので、住民団体が事前に要望書を届けました。

結局、全協では確認書の締結は採決して了承されましたが、
着工同意については先送りされることになりました。
JRに確認書の修正を求めたので、同意するなら、
その後を予定しているそうです。

自分も直接意見を届けたい方は大鹿村役場まで。
TEL(0265)39-2001(代)
FAX(0265)39-2269

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リニア工事着手意向 大鹿村に伝達 JR東海、正式に

 JR東海は17日、下伊那郡大鹿村に対し、リニア中央新幹線・南アルプストンネル長野工区(8・4キロ)の工事に着手したいとの意向を正式に伝えた。併せて、工事開始後の同社の対応について10項目余を取り決める確認書案を提出した。確認書締結は工事着手の前提となり、村側は18日に村議会全員協議会で内容を示し、対応を話し合う。

 同社の沢田尚夫・中央新幹線建設部担当部長は14日の全村民を対象とした工事説明会後、「住民理解が得られた」と表明。村によると、沢田氏が17日、村役場を訪れ柳島貞康村長に確認書案を手渡し、これまでに住民理解が進んだとして、工事着手したいとの意向を伝えた。

 確認書案は、協定の締結などを念頭に村が9月に同社に提出していた協議書に基づいた内容。協議書では工事用車両の通行関連を主とし環境保全措置や残土処分について9項目を載せていた。確認書案にはほかに、工事により経済損失があった場合の補償対応も盛り込まれたという。

 村議会も今月上旬にJRに出した意見書で、村との確認書締結を求めていた。

 また、同社は17日までに、鉄道の軌道部分に当たる「ガイドウェイ」組み立て作業場について、候補地となっている同郡喬木村堰下(せぎした)地区の地権者らを対象に説明会を開催。村によると、用地の範囲約5・5ヘクタールを示して活用したいとの意向を示した。近く、地権者でつくる協議会が発足する。
(10月18日)

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2016年10月18日

要望書
大鹿村議会議長 熊谷英俊 様

大鹿リニアを止める実行委員会

 常日頃村政を担っていただきありがとうございます。
 私たちはリニア新幹線事業に反対する大鹿村民です。
 本日の村議会全員協議会において、大鹿村議会は、
JR東海のリニア事業の本体工事に着工の同意決議を上げるのではないかと懸念して、そのような採決をしないよう求めます。
 大鹿村議会は、10月3日付でJR東海に対して意見書を提出しています。その中では前文で、「リニア事業に反対する陳情書」が提出されたものの、賛成少数で不採択とされた点について触れ、「リニア事業に反対するのでなく、前向きにとらえ受け入れていく中で、リニア事業を村のメリットにつなげる、ということが大鹿村民の民意であるという意思を、我々村議会は示しました」とあります。そのような民意を大鹿村民が示す機会は一度もありませんでした。仮にこのことが議会全員の意思であるとするなら、議会が密室でこのような一方的な民意の解釈をする自体、むしろ民意軽視として抗議します。議会の意見書は、JR東海が住民の理解と同意を判断することについて何の疑問も抱いておりません。先日、10月14日のJR東海の説明会でも再三、多くの住民がJRの同意の取り付け方に疑問を呈していたのは周知の通りです。
 一方、全員協議会自体も、他に多くの自治体が議事を公開しているにもかかわらず、大鹿村では非公開です。そのような場で、民意が割れる点について多数決で採決をすること自体、住民軽視として、議会は重ねて住民の信頼を損なうことになります。
 先日のリニアへの反対陳情に対し、不採択の意向を示したのは、議長も含め全員鹿塩在住の議員でした。議会が同意を求めるべきとJR東海に示した村長も鹿塩在住です。ところが今回、リニア事業の工事現場となるのは、すべて大河原です。村が残土置き場として提案したのもすべて大河原です。住民の間で開かれた議論が重ねられず、いまだJR東海への不信と不満が解消されないままです。議員は村全体のことを考えて村政を担ってくれているものと信じておりますが、そんな中、両地区が共通で使う道路がよくなるからと言って、村と村議会がJR東海の着工に同意すれば、鹿塩が大河原を犠牲にしたという住民間の不信を、後世にまで引きずることにならないでしょうか。
私たちは、だからと言って、大河原の犠牲を鹿塩も等しく引き受けるべきだと言っているのではありません。村の誰かを犠牲にする事業なら、村議会が勇気を持って不同意の決断をすることを求めます。しかしながら、最低でも、そのような議論をするなら、住民に開かれた場でなされるべきです。今日の全員協議会での採決はしないでください。




posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 08:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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