2016年05月18日

早川芦安連絡道路にJRはほんとに金を出すのか

雑誌の取材のために早川と芦安をつなぐトンネルのことを調べようと思って
山梨県のリニア推進課に電話した。

山梨県早川町で排出される300万㎥余の残土をどこに持っていくか、
山梨県が出した計画では、そのうちの160万㎥をトンネルを作って
芦安に運んで、谷を埋めて駐車場にするというものだ。

逆に、これができなければ工事が進まないようにも思えるのだけれど、
もっと別の場所に残土置き場ができれば、JRとしてはそっちのほうが
いいのではないかと思える。
というのは、山梨県としては、残土置き場を確保してやるから、
その代り80億のトンネル建設費の40億くらいを負担しろ、
とJRに求めてきたような雰囲気だ。
別の場所に残土置き場が確保できれば、無駄な経費をJRは使うことはなくなる。

ところで、リニア推進課に電話したところ、
「工事のことは工事事務所に」と電話番号を教えてくれた。
庁舎内なら電話を回してくれるのだけれど、別の場所なのかなと思って電話をかけると、
「JR東海リニア工事事務所です」
と電話口に出て、「は!」となった。

何で県が民間企業に取り次ぐのだろうか。そもそも県のこと聞きたいのに。

なんだか戸惑ったまま、JRの電話口の人に
着工時期や経費分担等聞きたいことを伝えて、
後から電話をしてくれるということだった。

再びリニア推進課に電話して、JRじゃなくて県に聞きたいから
担当部署を教えてくれというと、今度は別の担当者で
道路整備課につないでくれた。

それで現在工事の進行状況を聞くと、
地質調査と測量をやっていて、設計の検討を進めているところ、
という答えだった。
トンネルの費用をJRが負担するということを聞いているが本当かと聞くと、
負担してもらうのは決まったし、「基本協定」もある。
ただし額の詳細はこれから、という答えだった。
着手時期も、いつできるかももちろん未定。

ちなみに早川の町長は5年以内にトンネルができると
豪語していたようだが、これだけ聞くと、宛にできない。

ちなみに、芦安側の出口は、桃の木鉱泉という話があったが
新しい計画では、芦安の市街地の芦安山岳館の目の前の谷の
真向いの尾根にトンネルを掘るということのようだ。

何だかよくわからない話だと思っているところに
さっきのJRの担当者から電話があった。
まだ決まっていない、というので、
県は基本協定があると言っていたというと
「認識していない」と言っていた。

記事にする取材なら、広報に電話してくれ、というので、
そんなこと言っても、県に電話したらそっちの電話番号を教えてもらって
わけもわからずかけたわけだし、それに、わからないという答えなわけでしょう、
と言ったら、もごもご言っていた。

なんだかはっきりしない結末なのだけれど、
はっきりしているのは、みんな見込みで勝手なこと言っているということ。

ちなみにJRの山梨工事事務所の電話番号は
055−208−1560
です。
DSCN0305.JPG
右手の谷を埋めるらしい。
県の担当者に「下流は扇状地なのに谷を埋めても大丈夫か」
と聞くと、「慎重に検討しています」と言っていた。
検討してから計画作れよ!
posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 22:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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