2015年11月23日

小河内沢の事後調査

大鹿村では11月12日に小河内沢の事後調査が行われました。
実際に川の流量にどのような影響が工事後に生ずるかを調査するようですが
アセス前は何をしていたのか、若干疑問です。

2012年に行ったときには鳥の巣箱のようなものが御所平下の
川畔の林にかけられていました。
当時は認可前でしたし、ルートの詳細はまだ公表されていなかったですが
実際にはルートは決まっていたのでしょう。
IMG_1787.JPG
JR東海の調査用の箱
IMG_1793.JPG
2012年調査地点の付近の林のようす。

今回は村の要請に応じてJR東海が調査の同行を認めた、
ということのようですが、地元の住民が村を通じて求めていたのは
共同調査でした。
そもそもJRとの信頼関係を回復するために
住民が提案したものですが、
JR東海はわずらわしさしか感じていないようです。不幸なことです。

小河内加工.jpg
ところで、小河内沢は流量が
毎秒0.99㎥から0.48㎥へと毎秒0.51㎥減少するとしています。
村が別に計算したところ、渇水期には8割が減少するという計算も出ています。

ところで小河内沢の水は小渋川本流に流れ込み、
下流の小渋ダムで利水されます。
JR東海は発電には影響ないとしているようですが
小渋ダムは農業用水にこれを利用しており、
小渋川合流下流の天竜川左岸一帯の松川町、豊丘村、喬木村、飯田市下久堅の
農耕地899haを潤しています。


このうちダムからの最大取水量は毎秒1.81㎥

減水量は毎秒0.51㎥なので、
農業用水のうちの28%を占めることになります。
もちろん、この中には、アセスすらされなかった
青木川の減水の影響はカウントされていません。

このことを下流の町村は知っているのでしょうか。
補償の対象になるし、毎秒2トン減する大井川下流域では、
ポンプアップや導水トンネルなど、さまざまな方法で
流量を維持することが下流自治体からJR東海に求められています。

「伊那谷は小渋の賜」だと思うんだけど。

posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 10:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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