2017年08月07日

長野)「南アルプス壊すな」登山者団体がリニア反対集会


 南アルプスを愛する登山者たちが「日本を代表する山脈をリニアで壊さないで」と訴える集会が5日、大鹿村で開かれた。県内をはじめ、愛知、静岡、東京、大阪などの都府県から55人が参加。リニア中央新幹線の工事が自然環境や景観に及ぼす影響を懸念する意見が相次いだ。 「リニア新幹線を考える登山者の会」(事務局・東京)の主催。メンバーの1人で、昨年、東京から大鹿村に移住したライターの宗像充さん(41)が「南アルプスは日本の登山史上で重要な位置を占めている。それがリニアで壊されようとしている」と開催の意義を説明した。 明治時代日本アルプスの魅力を世界に知らせた英国人宣教師ウェストンが1892年に南アルプスの赤石岳に登頂した史実や山脈の魅力について、前大鹿村長の中川豊さん(81)らが解説。登山ルート周辺がリニア路線となることに懸念を示す活動報告や、意見の表明が相次いだ。

山田雄一 2017年8月6日03時00分

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2017年08月05日

「リニアで南アルプスを壊さないで」大鹿村現地集会

当日、午後6時から懇親会も行います!
懇親会費は2000円、場所は集会と同じ場所です。
こちらもふるって参加ください!

「リニアで南アルプスを壊さないで」
大鹿村現地集会 8月5日〜6日

リニアで南アルプスを壊さないで現地集会チラシ.pdf

4月27日、長野県大鹿村でJR東海はリニア中央新幹線の南アルプストンネルの掘削を開始しました。
南アルプストンネルの掘削は、山梨県側早川町での工事着手に続いて2番目です。
「大鹿村だけが反対しても」という声に押されて工事着手を容認した大鹿村。
これから大規模な自然破壊や生活破壊、登山環境の悪化が生じるかもしれません。
しかし、地元自治体の結んだ確認書は紳士協定で、対策は不十分です。
その上、工事認可から3年、静岡県側の工事開始の見通しは不透明で、
いまだに長野県内で工事残土の受け入れ先として決定したところはありません。
本当は、「私たちの地域のみが賛成してもリニアは来ない」のではないでしょうか。
「お祖末」「杜撰」な状態で始まった南アルプスの自然破壊。
工事現地はウェストンが1892年に赤石岳を目指したルート周辺に散在します。
当時赤石岳は、富士山に次ぐ高峰とされ、大鹿村は「日本アルプスを目指す村」でした。
住民や私たち登山者はリニアで何を失うのか。南アルプスを残すために何ができるか。ともに考えましょう。

第一部 現地集会・交流会
✔日時 2017年8月5日(土)
集会13:00開場、13:30開始〜16:00
✔場所 大鹿村大河原交流センター
(長野県下伊那郡大鹿村大河原391−2)
✔参加費 500円
✔内容
■講演
成瀬陽一(渓谷探検家)さん「南アルプスの遊び方」
中川豊(前大鹿村長)さん「大鹿村を訪れた登山者たち」
聞き手=前島久美さん(元飯田FMパーソナリティー、
SBCスペシャル「残像〜リニア新幹線と山の記憶〜」に出演)
■報告と意見交換 「リニア非協力のススメ〜リニアによらない地域と登山はこう作れ」
協力やめよう!リニア工事/街と村をつなげ!野菜便・援農の取り組み/反リニアグッズを広げよう!/リニア工事を監視しよう!/リニア反対登山者賛同運動他アピール

第二部 「リニア反対」立看板作りワークショップ
8月5日16:30〜 午前7時新小渋橋のたもと「ディアイーター」前集合
みんなで反対の立看板を作ります

第三部 工事現地見学+小河内沢溯行
8月6日(日)7:00〜「ディアイーター」前集合
成瀬さんとともに、工事現場を通過し、渇水期には8割水量が減るとされる小河内沢を溯行します。徒渉のある沢登りです。渓流タビなどの足回りが望ましい。往復8時間程度です。

主催 リニア新幹線を考える登山者の会 TEL03−3752−4717(治療院「結」)
協力 大鹿の十年先を変える会 TEL0265−39−2067(宗像)・飯田リニアを考える会


発言者プロフィール
成瀬陽一
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1962年、愛知県豊田市生まれ。国内のみならず台湾や中国大陸奥地、インド洋のレユニオン島など、世界各地の渓谷に足跡を残す。南アルプス山麓水窪町大嵐で不登校の子どもたちが集まるフリースクールに参加。現在は愛知県新城市の黄柳野高校勤務。理科・グレートアース担当。
中川豊
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1936年、大鹿村生まれ。大鹿村役場に奉職後、教育長、村長を歴任。村史編纂に従事したほか、南アルプス国立公園登録、「日本でもっとも美しい村連合」加盟に尽力。赤石岳登山で大鹿村を訪れた外国人登山家の来歴を発掘し、H.E.ドーントの登山記の脚注を手がける。128回、赤石岳に登っている。
*宿泊予定の方は各自でご手配ください。大鹿村観光協会、または村役場ホームページにて宿泊施設を紹介しています。キャンプ場は大池高原、鳥が池の二カ所にあります(村中心部からは車で40分程度)
*大鹿村は中央高速松川インターから車で40分程度です。東京新宿、名古屋、大阪、長野から高速バスが出ています。松川インター前にレンタカー(KJレンタカー)あり。村営バスは伊那大島駅から1日4便です。
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2017年08月04日

残像〜リニア新幹線と山の記憶

大鹿村もようやく夏らしく、蒸し暑い日になりました。
今日は、看板を運んだり、資料を組んだり、明日の準備の残りを片づけました。
どのくらいの人が来るのか心配ですが、山の日一週間前ですからね。

それで明日は立て看板作業の後、
大河原交流センターで懇親会を予定しています。
せっかくなので、先日SBCで放映された
表題の番組について見てみたいと思います。
(当然ながら家庭鑑賞として)

リニア工事着手に至る一連の流れが紹介されています。

DSCN0948.JPG
小河内沢にあるおむすび形の岩

posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 20:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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