意見交換する県と大鹿村観光協会=大鹿村役場で |
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リニア中央新幹線関連工事が大鹿村の観光に与える影響などについて、村観光協会と県リニア整備推進局の担当者が十三日、村役場で意見交換し、協会側から悪影響を懸念する切実な声が上がった。
工事用車両が通る予定の県道松川インター大鹿線工事について、「恐怖を体験した観光客がまた村に来るのか」などと指摘。また、「県はJR東海の言う通りにするのではなく私たちに寄り添ってほしい」と訴えた。
一方、県側は、観光シーズン中の工事用車両の通行台数を減らしてほしいという協会の要望に、「対策は最大限講じていく」と回答。発生土運搬車両の通行を夜間にする案には「技術的には問題ないので、要請していきたい」と話した。県道の全面二車線化は、「いつまでにとは言えないが、将来的につなげられるよう設計している」と述べた。
県側が会合を打ち切ったため、協会側の要請で再度、開催されることになった。日程は未定。
(服部桃)