2016年10月17日

毎日新聞:JR、トンネル着工判断 大鹿村民は反発 説明会で「理解得た」 /長野

毎日新聞は見出しの振り方がちょっと違います。



JR、トンネル着工判断 大鹿村民は反発 説明会で「理解得た」 /長野

毎日新聞2016年10月16日 地方版

http://mainichi.jp/articles/20161016/ddl/k20/020/071000c

 2027年の開業を目指すリニア中央新幹線について、JR東海は14日夜、南アルプストンネル長野工区(8・4キロ)の工事が行われる予定の大鹿村で、2回目となる全村民対象の説明会を開いた。終了後、沢田尚夫・中央新幹線建設部担当部長は「住民の理解は得られた。着工に向けて次のステップに進みたい」と話し、村と確認書を締結したうえで着工する考えを明らかにした。これに対し反対派住民は「理解も同意もしていない」と反発を強めている。

 説明会には住民ら約70人が参加。JR側はこれまで開催してきた自治会単位の説明会で出た質問や要望について回答した。住民からは「JRに歩み寄りがない」「(工事で発生した)残土の置き場を決めてから工事すべきだ」などの厳しい意見が出た。

 報道陣の取材に応じた沢田部長は、この日参加した住民の大半が工事に批判的な意見だったにもかかわらず「着工の条件が整った」と判断した理由について「村内でいろんな人の話を聞く中で決めた。心配する村民もいるので、引き続き溝を埋めるためにコミュニケーションを取っていきたい」と述べた。

 JRは今後、村議会から提出された意見書に基づき、工事車両の通行ルールや環境保全策などを盛り込んだ確認書を村と締結。村長と村議会の同意を得て着工する見通しだ。

 一方、リニアに反対する住民団体「大鹿リニアを止める実行委員会」は、説明会終了後に記者会見を開いた。宗像充代表は「これまでより一層理解と同意が遠くなった。着工を判断したプロセスも不透明だ」とJRを批判。村に住民主催の説明会を開くよう求めていく方針を示した。【湯浅聖一】


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2016年10月16日

飯田で沿線住民集会

2016年10月15日の飯田市鼎文化センターで
長野県内各地の沿線住民の報告会が開催されました。
報道は信濃毎日新聞の16日朝刊。

出席してきましたが、
興味深かったのが、飯田駅周辺の用地買収の報告でした。
路線については最悪強制収用がかかりますが、
駅周辺の開発は飯田市が進めます。

地主がいやだと言ったら、
駅はできても駅前は虫食い状態の駐車場、
なんてことになりそうな予感がプンプンします。
実際、飯田市は集団での移転を住民に提示していますが、
移転先の地域には説明していないことが明らかになったり、
市長が説明会にやってきて3分で帰って、
反発を喰らって陳謝したり、と漫画チックなできごとが
日々起きています。

地元は、高齢者世帯も多く、
行先がない、動きたくない、という理由で反対していたのが、
ここにきて「リニアはおかしい」という反対者が増えて来たと言います。
先日、山梨の方ともメールで意見交換しましたが、
リニア反対への賛同者が続々と増えているということです。
全国的に、運動は現在上げ潮です。

161016リニア各地の懸念を共有 信毎朝刊(1).jpg
ところで長野県では、豊岡村の残土置き場をJRに断念させた、
という輝かしい運動の成果を持つ地域でもありますが、
ここの運動は、リニアに対する賛否を問わず、
純粋に「迷惑施設」として追いだしたことに特徴があります。
フロアから、大鹿村では「どうしても譲れない一線」というのは
決めているのか、という質問がありました。

正直言って、村は問題が多すぎて、
抵抗が拡散しているなあ、というのが引っ越してきての印象です。
たとえば、村も議会も住民も、赤石岳を遮る送電線の地中化を求めてきました。
それが譲れない一線にしても、それについて署名活動が起きたり、
議会で強制力のある条例案が出されたり、したことはありません。
これから起きるのかもしれませんが、じゃあ、これさえ譲らなければ、
他はいいのか、と言えば、残土を搬入を拒んで
その地域はそれでおしまい、ともなりません。
それに譲れないと言っても、それをJRが聞き入れてくれるかは別問題です。
そして妥協や条件闘争は、反対派との間でするもので、
最初から条件を出す条件闘争は、条件闘争とは言いません。

今さらリニアの路線変更なんてありえないんだから、
すべての問題を解決するには、リニアを倒すしかないだろう、
と思うのですが、それがリアリティーを持って受け止められない。
実際、各地のこじれた状況が知られれば、ちょっと待てとも
思うのですが、まだそうなっていない。
反対と言えば、対立を持ち込んで、という
話にもなって、正直、誰が対立を持ち込んでいるのか
というのを自分たちでわからなくさせているような気がします。

なので、ぼくはもっとカジュアルに反対、と言うしかないんじゃないか、と答えました。

大鹿村がリニアの村になることを選ぶなら、
リニアの村に反対の人がいるのは当たり前です。
選ばなければ、リニアは止まるわけです。
問題が起きても後には戻れない、から豊洲の問題みたいなのが起きたわけです。
問題が起きたら、「やっぱりやめよう」という人が誰かいないと、
そういう声を糾合し大きくする団体がないと、
その声は孤立してしまいます。

そして、推進側は「反対」の声が表に出ることを恐れています。
無視したり、攻撃したり、身内から足を引っ張らせたり、
というのは、反対の芽を事前につまないとたいへんなことになる、
という推進側の恐怖心の現れでもあります。

「出る杭は打たれる」でも「出過ぎた杭は放置される」。
だから放置されるまでしばらく反対と言うしかないんじゃないでしょうか。

大鹿村はアクセス道路の着工で、推進に向け行政は舵を切っています。

道がよくなれば、いつでも行けます。
いつでも行ければそこに住む必要はなくなります。
こういった道路はしたがって「引っ越し道路」です。
実際問題、村役場に住んでいる人は隣町から通って来る人が多い。
10年の間に村役場の職員は、ダンプとの行き違いへの支障で
村に住もうとするより、もっと近い職場が欲しいと思わないでしょうか。
その先に待ち受けているのは、
この村が一度住民投票で拒否した合併かもしれません。

原発を進められなくなった時の政権は、
リニアに経済政策の起死回生をかけざるを得なくなっています。

だったら
「リニアを止めて、安倍を倒そう」
と言って、反リニ運動に大衆的な支持を集めましょう、
と当日言えばよかったね。
(宗像)




posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 15:54| Comment(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南信州新聞、説明すればするほど広がる溝

南信州新聞は、長野県南部のローカル紙ですが、
リニアに関しては、翼賛報道が続いていました。
ここに来て、反対派の動きを無視できなくなったのか、
1面で紹介しています。

161016リニア説明会@大鹿・南信州朝刊(1).jpg161016リニア説明会@大鹿反対住民との溝埋まらず・南信州朝刊.jpg
posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 15:16| Comment(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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