2016年09月24日

「リニア中央新幹線」の今

飯田市の勤労者福祉センターで表題の集会が開かれました。
主催したのは「南信州地域問題研究所」という社会教育を促進する
団体なのですが、リニアにかかわらずいろんなテーマをやるところのようです。

昨年も阿智村のリニアへの社会環境アセスのことについて
報告会をしていましたが、今年の集会は昨年の倍くらい来てました。
50人くらいかもしれない。

伊那谷というところは、東京でいうと三多摩地域(余計わからないかも)
みたいな感じのところで、県庁所在地からは遠いし、
南北格差(三多摩格差みたいなもの)もあるそうです。
しかし、自治の意識もそこそこあるところも「長野の三多摩」のような気がします。

とはいえ、降ってわいたリニア景気とその後、正体が判明した
迷惑企業の態度に、住民や自治体は対応に追われたり、
放置したり、じっくり考えたり、いろいろのようです。
というわけで、各自治体でどんな問題が起きているのかの
報告集会が開かれました。
運動主体の集会ではないため、イケイケどんどんの反対一色、
というわけではなく、どんな問題に困っているのか、どういう対処が
可能なのか、わりとバラエティーに富んでいて面白かったというのが感想です。

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大鹿の前島さんは、村が当事者能力をなくしている中、
個別の土地利用などに住民が対処する場合、
反対と言わないと、いいようにJRに解釈されてしまう、
という発表をしました。

そのあとに発言した阿智村議員の吉田さんは、
反対賛成抜きに、住民への影響を評価して最後は
議会が責任を持つプロセスを、村が用意したというのを
報告していましたが、
自治体の対応一つで、ずいぶん住民の心構えや
対応も違うものだ、聞いた人にはわかったことでしょう。

ほか、残土問題で計画を取りやめさせた豊丘村、
盛土計画が具体化して、町長が心配になって町が
動き始めた松川町、
駅ができて、黙っていた地権者が発言し始めた飯田上郷地区、
フロアからは高木村からの報告もありました。
本線上の地権者で、JRが地権者の意向を無視して
中心線測量を強行しようとしているという報告もありました。

それぞれ苦しい状況のようですが、
リニアを都市の住民は必要と思ってない、
無駄な施設を地方に押し付けるのは原発と同じで間違い、
という声を伝えていくことが、リニア現地で悩んでいる人の
力になると思います。(宗像)

posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 20:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤旗、宗像充インタビュー

今日、2016年9月24日の赤旗で
登山者の会の宗像のインタビュー記事が掲載されています。

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posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 20:14| Comment(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストップ・リニア訴訟、第一回口頭弁論:東濃リニア通信号外

昨日行われた訴訟のレポートが送られてきたので紹介します。

posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 20:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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