2016年06月09日

密室工事説明会→すぐ着工、これがJR東海のやり方だ!

JR東海の工事説明会が「非公開」とされたことについて、お知らせします。今後、これが悪しき先例となって、各地で開かれるであろう説明会から報道機関がシャットアウトされ、報道がさらに消極的になることを危惧しています。

 6月2日、名古屋市内で開かれた名城非常口新設工事説明会を取材しました。この説明会は、2、5日に計3回開かれました。

掘り出した土砂の行き場が決まっていないため、運搬ルートが明らかではない、騒音・振動・交通渋滞などの予測が十分ではない、などさまざまな不安や疑問点が会場から出され、それにほとんどまともに答えられなかったのにもかかわらず、翌6日から、工事の準備作業が始まり、週明けの13日には、名城東小公園だった敷地内の樹齢約50年のケヤキなどの樹木伐採が始まる予定です。

この説明会から報道機関はシャットアウトされ、報道陣は会場の外で待機し、説明会終了後、出席した市民から会場の様子を聞いたり、JR東海の中央新幹線建設部土木工事部(愛知担当)大石峰生担当部長から型通りの説明を聞いたりするだけでした。

私は、開始時間ぎりぎりに到着したため、会場の外でたむろしている報道陣をいぶかしく思いながらも、入り口で資料を手渡され、そのまま説明会を傍聴しました。終了後、大鹿村の説明会で名刺交換をしたJR広報に呼び止められ、とがめられました。私が「どうして非公開なのか」と問うたところ、「自由な発言が出なくなる恐れがあるため」といった説明があったので、抗議しました。後日、他社の記者に聞いたところ、「プライベートなことにかかわることも出てくるので」という説明だったということです。

元新聞記者として、非公開にさせてしまった名古屋の記者に対して憤りの気持ちはありますが、今後、これが先例にならないような対策が必要だと思います。

そこで、@JR東海に対して、説明会に報道機関を入れることA報道機関に対して、説明会に報道機関を入れるようJR東海に働きかけることーーを求めていく必要があると思っています。(2016.6.9井澤宏明)
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名古屋城に近い官庁街にある名城非常口予定地に、「緑の都 木陰のある街」と刻まれた石碑が寂しくたたずむ。
名古屋市によると昭和41年(1966)、国有地を借りて名城公園の一部として使い始めた。
ケヤキなどの大木は当時植えられたものではないかという。JR東海によると、敷地のうち北半分の木々が伐採される。

posted by リニア新幹線を考える登山者の会 at 19:31| Comment(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする